【食育】離乳食に「天然だし」を取り入れる大切さ
離乳食を始めるとき、多くの保護者の方が悩まれるのが「味付け」です。
赤ちゃんのからだはまだ未熟で、塩分や糖分をたくさん摂ることは望ましくありません。うま味を加えるために市販の顆粒だしなどを用いると、塩分が高くなってしまいます。
そんなときに頼れるのが、鰹節や昆布などからとる「天然だし」です。
だしには、赤ちゃんの健やかな成長を支える要素がたくさん詰まっています。
1. 天然のうま味で「味覚形成」をサポート
赤ちゃんの味覚は、生後6か月頃から一気に発達します。一度濃い味付けに慣れてしまうと、薄味に戻すのはとても難しいです。
よって、この時期に砂糖や塩といった強い味ではなく、鰹節のイノシン酸、昆布のグルタミン酸といった天然のうま味に慣れることが大切です。
だしの優しい風味に触れることで、食材そのものの味を楽しめる「健やかな味覚」が育ちます。
また、与える食材は1つずつ増やすのがベター。
合わせだしではなく、離乳初期は野菜や昆布などの植物性のだしから始めて、中期以降は少しずつ鰹節やいりこなどの動物性のだしにするとよいでしょう。

2. 栄養面でも安心
鰹節には、赤ちゃんの成長に欠かせない「アミノ酸」も豊富に含まれています。
アミノ酸はたんぱく質のもととなる栄養素です。
特に鰹節は、人が体内で作ることができず、食事からとらなくてはいけない必須アミノ酸を9種類すべて含んでいます。
さらに、赤ちゃんはアルギニンというアミノ酸をからだの中で作り出す働きが弱いことから、準必須アミノ酸とされています。鰹節には、このアルギニンも含まれています。
また、だしを使うことで調味料に頼りすぎることが少なくなり、将来の生活習慣病の予防にもつながると考えられます。

3. 家族みんなで味わえる「健康の基盤」
離乳食に使っただしは、そのまま大人の味噌汁や煮物にも活用できます。
家族全員が同じだしをベースに食事を楽しむことで、食卓の一体感も生まれます。
忙しいご家庭でも、だしをひと鍋で準備することが、手間を減らしながら健康的な食生活につながります。

4. ライフスタイルに合わせた選び方
本格的に鰹節を削って取るだしは、香りや風味が格別です。
ただ、毎日続けるのは難しいこともあります。
そのようなときは、削りたてをパックした商品を利用してみましょう。
大切なのは、無添加で、天然素材を使ったものを選ぶことです。
五十嵐鰹節では、
- 自分で削れる「鰹節・削り器セット」
- 削りたての香りをそのまま届ける「削り節」
- 忙しい日の強い味方「だしパック」※
など、ライフスタイルに応じた商品をご用意しています。
すべて食品添加物を使わず、赤ちゃんから大人まで安心してお召し上がりいただけます。
※だしパック「極丸」には塩分が含まれていますので、離乳食に使う場合はご注意ください。

まとめ
離乳食は、赤ちゃんの健康だけでなく、将来の食習慣や家族の食文化を育む大切な一歩です。
天然だしを取り入れることで、自然のうま味を感じる力が育ち、家族みんなの食事がより豊かになります。
子育て世代の皆さまも、ぜひご家庭で「だしのある暮らし」を始めてみませんか?
その一歩を、五十嵐鰹節がお手伝いします。
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