五十嵐鰹節が伝えたいこと
商品開発担当・加藤のよもやま話
家庭で使うだしについて整理してみます
こんにちは。五十嵐鰹節の商品開発担当・加藤哲也です。
私のコラムでは、だしに関わる商品の紹介や、商品開発のノウハウ・ウラ話などをお伝えしたいと思います。よろしくお願いします。
今回は家庭で使うだしについてちょっと整理してみます。
1. 鰹節を専用の鰹節削り器で削って、鍋でだしを取る。
昔ながらの方法ですね。私の子供の頃(昭和40年代)は私の仕事でした。削り立ての鰹節の芳しい香りが家中に広がります。
途中のつまみ食いも楽しみでした。取っただしも香り高く、何といっても今でもコレが一番の方法です。
五十嵐鰹節は、この「だしの原点」を未来に伝えていきたいと思っています。
2. 削り節でだしを取る。
家庭で鰹節削り器を持ち、かんなの刃の調整やメンテナンスするのは確かに面倒。そこで、五十嵐鰹節のような削り節専門工場で削り立てをパックする商品が生まれました。パックには窒素が吹き込まれます。削り立ての香りは最初の数日でいくらかは失われますが、その後は数ヶ月以上の長期間、品質が保たれます。
五十嵐鰹節では、朝一番の削り立てを短期にお届けして、削り立ての香りに近いものを味わっていただくための「朝削り」の限定商品を発売します。
3. だしパックでだしを取る。
簡単、手軽に天然だしが味わえる方法です。パックには削り節の他に、鰹節などを粉末にしたものが使われることが多いです。また、天然のだし素材だけでなく、調味料と組み合わされているものもあります。削り節からだしを取る方法には及びませんが、手軽さから今ではヒット商品がたくさん生まれています。五十嵐鰹節でも毎日のお料理に気軽に使えるだしパックを販売しています。
4. 風味調味料を溶かしてだしとする。
最も簡単にだしが準備できる方法です。鰹節などの天然だし素材が粉末になって、調味料などと一緒に顆粒に練りこまれています。漉さないで使うので、だしは少し濁ります。
五十嵐鰹節では、食品添加物を使わず、鰹節や昆布などの天然のだし素材をたっぷり使ったタイプを発売する予定です。